クロージング・トークショー&上映会 竹中直人氏が語る 監督作品『∞ゾッキ』
俳優・監督として活躍されている竹中直人氏をお招きし、監督作品『ゾッキ』の上映とトークショーを開催。

日時・会場 Date / Venue
ゲスト guest

竹中直人 TAKENAKA, Naoto
1956年神奈川県生まれ。多摩美術大学美術学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。後に劇団青年座に所属。1983年、テレビ朝日系バラエティ「ザ・テレビ演芸」でデビュー。1996年にNHK大河ドラマ「秀吉」で主演を務め、高視聴率を記録する。コメディアン、俳優として活動する一方で映画監督、盟友、玉置浩二と共にアルバムを作るなどミュージシャンとしてもマルチな才能が高く評価されており、3度の日本アカデミー賞最優秀助演男優賞など、多数の受賞歴を持つ。俳優としての代表作に周防正行監督『シコふんじゃった。』(92)、『Shall we ダンス?』(96)、石井隆監督『ヌードの夜』(93)新藤兼人監督『三文役者』(00)など。初監督作『無能の人』(91)でヴェネチア国際映画祭批評家連盟賞受賞。ブルーリボン主演男優賞を受賞。『119』(94)94年キネマ旬報読者選出日本映画ベスト1。『東京日和』(97)『連弾』(01)『サヨナラCOLOR』(05)など。9本目の監督作、∞ゾッキシリーズ『平田さん』がBSJapanextにて公開された。
上映作品 screened work
ドラマ『∞ゾッキ』 「平田さん」「見張り台」「シーン1」
「平田さん」
自分の思ってることが言える。そんなの普通でしょ。
喫茶&BAR CHAPPY。店員のメガネ が頼りにしている、同僚の「平田さん」は
眉に皺を寄せ、いつも何か睨みつけている。二人が暮らすこの町は平和で、とてものどかで、優しい風が流れている。だが、それに紛れて町の人たちは姑息である。次々現れるアクの強い人たちにも、平田さんは毅然と立ち向かう!!
「平田さん、かっこいい!!」メガネは影から見ていたが、平田さんと時間を過ごしながら、少しずつ《自分の思っていることが言える人》になっていく。
出演:長井 短 山下リオ マキタスポーツ 沖 祐市(東京スカパラダイスオーケストラ) 中村達也
監督:竹中直人
「見張り台」
いくつのもの塔が立ち並んでいる。いずれもその頂上は見張り台になっている。カンカン、と見張り台の梯子を昇ってきている音が聴こえる。
職場は見張り台。仕事は見張ること。新人 五木くんとベテラン 本田さんが織り成す、自由と監視の日々。過ぎゆく時間の中で去来する、喜びと不安の果てに彼らは何を見るのか。
出演:久保田直樹 渡辺憲吉 北原芽依 齋藤⾥菜
監督:山田孝之
「シーン1」
自動ドアの脇に立っている小さな女の子は、ドアに向かって思い切り両腕を伸ばし、掌を広げている。集中し、気を溜めているような表情で、あたかも自分の力によって自動ドアをこじ開けているかのように…。ドアを入ったホームセンターの中は、密封されたタイムカプセルのような不思議な空間である。
「絶対誰かに会うと思ってたけど、よりによって…」
何か煮え切らない過去を抱く、男と⼥の再会が描かれる。
出演:⽥中光 ⽥中麗奈 望蘭 ⼟佐和成 渡辺憲吉
監督:齊藤工
2022年/82分/日本
©2022 and pictures, inc
竹中直人氏コメント
この度はわたくしごときにお声をかけてくださり、本当にありがとうございます。そして最新監督作《平田さん》を上映して下さる事、感謝おどろき🎶です。
当日は皆さまと、楽しいひとときを過ごせることを願っています。
ぼくたちは今、大変な時代を生きていますが生きている限り、なんとしても生き抜きましょうね!
「NAGOYA CINEMA Week」当日、とっても楽しみにしています。
何卒、よろしくお願い致します。